江國香織の「泣く大人」を読みました。 またまた江國香織のエッセイです。 この人のエッセイはふんわりとしつつ、個性的で、飾り気がないところが好きです。 しかも、1つの話が2〜4ページなので、読み進めるのが苦になりません。
気楽に本を読みたい方は是非。
- 作者: 江國香織
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2004/08
- メディア: 文庫
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江國香織のエッセイは「これが江國香織の見ている世界なんだ」という気持ちになります。
エッセイというと、どっか気取ってたり、上から目線だったり、物知りですよ!って感じがするのですが(私はそういうエッセイばかりに出会ってきたからかもしれないけど)、江國香織は素直で飾り気のない文章を書きます。
必ずしも共感できるものばかりではないけれど、他人の個性に触れられるのが面白い。
「男友達の部屋」と括られた話は、どこか女性の理想や憧れの男性が出てくる。 男の人(男友達)とはこういう風にありたいとさっぱりしているのが清々しい。
江國香織の生活スタイルに私はとても惹かれる。 たくさんのフルーツ、犬、ニューヨーク、読書、夕食のスクランブルエッグとバタートースト。 気取らない洒落っ気に憧れる。
「泣かない子ども」という本と対になってるようなので、今度読んでみたい。
江國香織のエッセイはまた読みたいと思わせてくれる。
気軽で気楽なエッセイを読みたい方は是非。