アキエノート

アルパカとねこすけとハムスターと犬です。

2015年、101冊読んだ私のベスト3

2015年は101冊読みました!

その中か面白かったものをご紹介します。 なお、独断と偏見と私の趣味モリモリです[・v・]

3位「晴天の迷いクジラ」窪美澄 死へと向かっていく主人公たちが、最終的に死なないと決断をくだす、そんな話。 死なないと思える美しいクジラの描写は頭の中でキラキラと光っていました。 車で、走るシーンも疾走感があり、自分が風をかんじてるかの様子。 死ぬなよ、死ぬな!と思いながら読んだ1冊でした。

晴天の迷いクジラ (新潮文庫)

晴天の迷いクジラ (新潮文庫)

2位「おもかげ復元師」佐々木留似子

東関東大震災からしばらく経ちました。 テレビでの津波の映像、支援物資を運ぶ人、ガソリンの長蛇の列、自衛隊派遣。 東京にいながら、余震に怯えてました。 「おもかげ復元師」を見たとき、パラパラと最初の数ページを読んで、涙が滲みました。 被災地では少しでも、生前に近い姿で埋葬したいという当たり前のことをやり続けた方です。 本当に、感服しました。

([さ]7-1)おもかげ復元師 (ポプラ文庫)

([さ]7-1)おもかげ復元師 (ポプラ文庫)

1位「殺戮に至る病」我孫子武丸

絢辻行人の「殺人鬼」と迷いましたが、こちらを1位にしました。 何と言っても、主人公の陰険さとド変態さが、盛り込まれすぎて一気読み。 グロくて読めない…という方にはまったくお勧めできませんが、ラストまで読んでしまう魅惑。 なんとなく、エロティックなのに無残、冷酷。でも、エロい。 自分の中に、こういう話が好きなのかも…と気付かされた衝撃の一冊でした。

殺戮にいたる病 (講談社文庫)

殺戮にいたる病 (講談社文庫)

殺人鬼  ‐‐覚醒篇 (角川文庫)

殺人鬼 ‐‐覚醒篇 (角川文庫)

殺人鬼  ‐‐逆襲篇 (角川文庫)

殺人鬼 ‐‐逆襲篇 (角川文庫)

番外編、2015年最後に読んだ本

今年最後に読んだのは「君にさよならを言わない」(七月隆文)でした。 なんだかんだで、満足な最後の一冊でした。

君にさよならを言わない (宝島社文庫)

君にさよならを言わない (宝島社文庫)

今年は101冊読めたので、来年は102冊越えを目指します。

みなさんの2015年最後に読んだ本、2016年の最初に読んだ本は何ですか?