群ようこの「しっぽちゃん」を読みました。 帯の「毛をかきわけ鼻を押し付け、もしょもしょっとした感じ…を味わう幸せ」という文章とほんわかした表紙に惹かれて買った一冊です。
- 作者: 群ようこ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2014/04/25
- メディア: 文庫
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群ようこの本は読んだことがなくこの一冊が初めてでした。 登場する動物は、犬、インコ、ねこ、ハムスター、リクガメなど様々…。 そんな動物たちと人間との触れ合いを書いた1冊です。
特に好きなのは「チワワのモモちゃん」と「ヤモリのヤモリさん」。
前者は妹の家に転がり込んできた、姉がチワワのモモちゃんの世話をするうちに!だんだんと仲良くなるというお話。 二人の距離が近付いて行くのがほんわかします。
後者は虫大好きの父子と虫大嫌いの母の話。 私も虫が大嫌いなので、お母さんに共感しました。 特にカマキリをまじまじと見る息子をどうやってその場から離れさせるか、家に虫を連れてきたらどうするかがかなりの問題。 最後のプレゼントの箱の中にぎっしりとダンゴムシが詰まっていたという文章を読んで鳥肌が経ちました。 自分に子どもができたらどうしよう…とも考えさせられるお話でした。
動物が出てくる本が読みたい方はぜひ。