凍結治療を挫折し、木酢液に逃げた。そしたら、案外簡単に治った。
木酢液で約1ヶ月かけてイボを治しました。 左足中指にできたウィルス性イボ(ウイルス性疣贅)が手の親指にうつってしまったことがキッカケで試してみました。 夜のお風呂上がり〜寝る前あたりに木酢液を含ませたコットンを絆創膏で巻くだけというシンプルな方法でしたが、1ヶ月ほどでぽろっと取れて、今のところ再発していません。
あくまで、私個人の体質などもあると思うので「絶対に治る」と言い切れません。
「こういう治療法もあるのね〜」くらいの気持ちで呼んでください。
「イボを自宅で治す」っていうのをネットでたくさん見ましたが、まず病院に行ってください。
そこから、凍結治療が始まり「耐えられねぇ…」と思ったら試す価値があるかもしれません。
重要かつ当たり前のことですが、おかしいと思ったら迷わず病院へ。話はそれからだ。
ウイルス性疣贅は誰でもできる可能性があります
「タコ」だと思っていたら「イボ」だった
左足中指に結構前から硬くなっているタコができてました。むしるにしては痛いし、かと言って中指の付け根の方なので風呂った後に軽石でこするには難しい場所で放置していました。
ある日、全く別件で皮膚科に行った時に「そういえば、足にタコができてて…」という話をしたところ「これ、『イボ』だよ」とお医者さんに言われてびっくり。てっきり、豆にしては変なところだからタコだと思ってたのに…しかも、「イボ」とか水いぼにすらなかったことがないので、結構未知なるものでした。
足にできていたのは「ウイルス性疣贅」というものでした。
「ウイルス性疣」とは(読み飛ばしてもOK)
人間の皮膚にはHPV(ヒトパピローマウイルス)とウイルスいうのがいます。HPVは恐ろしいほど種類があり、感染する場所によってはイボになったり、性病になったり…とさまざまです。人間の皮膚は何層にも守られているので、これらのウイルスに侵入されることなく過ごしています。
イボの場合、免疫力が低下しているときにササクレなどから侵入し、皮膚の深いところで周りの細胞を増殖させます。これが大きくなり硬く表出したのが「イボ」です。
私の場合は、ただの「イボ」で終わりましたが、場合によっては癌のもとになることもあるそうなので、ちゃんと病院に行くことが治療の第一歩です。
めっちゃ詳しく、分かりやすく説明されているサイトがあるので、もっと詳しく知りたい人はぜひ読んでみたください。
イボとミズイボ、ウオノメとタコ─どう違うのですか?─ Q3 - 皮膚科Q&A(公益社団法人日本皮膚科学会)
皮膚科では王道の「凍結治療」をした!
イボだと発覚したその日からさっそく治療が始まりました。
皮膚科では液体窒素を吹きかけるか、綿棒の先につけて、患部に押し当てる「凍結治療」をします。これが、本当に激痛でした。
やらないと治らない…と週1、1ヶ月通い、あまり良くならないのに苦痛だけが勝る状態でした。
凍結治療も目に見えて効果があり、まず低温やけど状態になった皮膚は壊死します。そこがブラシのようにモルスァ…となり、表面にウイルスが黒い点になって見えるようになります。
私はモルスァ…が気持ち悪すぎて、自分の体にそんな状態のところがあるのが、耐えられず絆創膏を貼って封印してました。
人のだと平気なのに、自分のだと本当にだめです…。
治療中にもかかわらず、他の場所にもイボができた…
ある日、手の親指の爪の生え際が硬くなっていることに気付きました。 最初は気のせいだと思っていましたが、だんだん硬く盛り上がり…よーく見ると、中に黒い点々が…orz 液体窒素を押し当てられるのが、足の中指でも痛いのに、手にできたらもっと痛いじゃん…と頭が真っ暗になりつつ「違うかも^^」と足の治療のついでに診てもらいました。
やっぱり、ウイルス性疣でした。 診たからには治療せねばならないので、足のついでに治療を受けました。
凍結治療が痛すぎたから、木酢液で自宅治療にトライ
いつまで凍結治療が必要か不明瞭で不安
治療には2ヶ月くらい通い「小さくなってきましたね」と言われるものの、「あと何回通院したらいいか」と聞いてもはっきり答えてもらえず。
指の方は痛くて痛くて「もうだめだ…」と思いながらも「行かないと治らない」と頑張って通いました。
結構、足の方は小さくなり皮膚が柔らかくなっているときは削ったりしてもらいましたが、あるとき「でも、ウイルスが完全にいなくなったかは分からないから、治ったと思って治療を終えたらまたできるかもね」と言われました。
要するに一度犯されたところは、徹底的にやってもウイルスが少しでもいれば結局またできてしまう。ウイルスが完全にいなくなりました!もうイボはできません!とは言い切れないと言われたわけです。
がっかり過ぎて、凍結治療を永遠と受けなきゃ行けないのか?と悲観的になっていた時に「なんとかウイルス撲滅したいし、でも痛くない方法」とGoogle先生と相談していた時に見つけたのが「木酢液」です。
木酢液の使い方(我流なので適当)
さっそくAmazonで注文
木酢液はAmazonで買いました。私は100均の小さいボトルに入れ替えて1滴ずつ出るようにして使っています。しっかりとガーゼに木酢液を浸して患部に当てたいのでロールタイプのボトル付きではなく、原液のみを注文。
届いてみると女子力が高そうなパッケージをしてましたが、開けてビックリ。超臭い。形容しがたい臭さ。
臭いになれても臭いので、最初はおええ…となると思います。
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我流、木酢液の使い方
必要なもの
木酢液
はさみ
コットン(なければガーゼ)
絆創膏
写真は家にあったもので、使うのはこれだけです。私は木酢液を薄めず、原液を使ってます。
足の親指はお風呂以外で水につかることがないので、普通の絆創膏。手の方は濡れる回数が多いので水に強い絆創膏を買いました。
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いざ、実践
- コットンを絆創膏とイボの大きさと相談して切る
- コットンに木酢液を多めに含ませる
- 多めに吸わせた木酢液を軽くティッシュで吸い上げて、絆創膏を使ってイボに貼り付ける
注意点としては、患部に触る前と後に必ず手を洗うこと。ウイルスが他の場所につくと、自分の体だけではなく、家族などの他人が感染する可能性があります。
それから木酢液が本当に臭いので、周りに飛び散らないように気をつけてティッシュを敷いた方が絶対にいいです。私は慣れてきたら、切って余ったコットンの上で作業をして事故を防いでました。
1ヶ月弱でポロっとイボが取れた!
かれこれ1ヶ月くらい毎日、せっせとお風呂上がりに木酢液をイボに貼り付け、ある日のお風呂上がりにメロッと親指のイボがそっくり取れました。
写真の通りですが、イボの部分が徐々に柔らかくなりふにゃふにゃとふやけてきたなあ〜と思った3日後くらいに剥がれました。
剥がれたところにはすでに新しい皮膚が出来上がってきていて、痛みもなく「ええ、とれた!」と驚いて夫に見せました。
手の方は発見が早かったので木酢液の効果がすぐに出たんだろうなあ、というのが個人的な感想です。
足の方はいつの間にできて大きくなっていた…という感じだったため、まだまだ木酢液を貼り付けています。
深いところにできていて、大きいイボだと時間がかかりますが、親指がきれいに治ったので、気長に治していこうと思います。
木酢液でイボは取れた!医療機関に必ずかかって、あくまで参考までに。
今回は軽症な方の親指のイボが取れて嬉しかったので記事にしました。
HPVは種類が多すぎるので、また違うウイルスが傷口から入ってイボになる可能性があります。ただ、木酢液を使えば、液体窒素での痛い治療を回避できる!と分かりました。足の方も木酢液でまったり治していきます。
凍結治療は痛みを伴いますが、水ぶくれができたり、皮膚の表面の壊死を見ると「よくなってきてるかな」という実感が湧きやすいです。逆に木酢液の場合は、お風呂上がりにつけるだけと作業は面倒だし、地味です。上記の写真のように剥がれるまで何の変化もなく「ええ、効いてるのかなあ…」と何度も思いました。しかし、ある日「なんかふやけてきた?」と思ったら、突然メロッと剥がれるので、とにかくイボに浸透させるイメージで気長に継続する必要があります。
何度もしつこいようですが、異常を感じたらまずは医療機関へ。そこで「ウイルス性のイボですね〜」と診断されたとき、試してみようかなあという参考にしてください。治る、治らないも個人差があるので、あくまで自己責任で。
足の方がイボが大きいので、もっと豪快に剥がれてくれるのを期待しながら、今日も木酢液にお世話になります。