百田尚樹の「影法師」を読みました。
初めての時代劇もの(表現が正しいかは微妙ですが)を読みました。
歴史とかは全く関係のない、武士たちの熱い話です。
武士かっこいい!けど、普段なにしてるの?どういう武士がいるの?と全く歴史的なものを知らない私でも、単発で読める作品でした。

- 作者: 百田尚樹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/06/15
- メディア: 文庫
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「勘一と彦四郎の熱い友情の話」と一言で言えますが、その言葉には読んだ人にしかわからない深さがあると思います。
勘一が貧乏武士からのし上がれたのは、彦四郎が勘一に夢を託したから…というのが彦四郎のかっこいいところであり、自分の役回りが分かっていたというか悟っていた面があると思いました。
学生として、つるむ仲間たちもなかなか個性的で、最終的にどんな大人になるかも記述されています。
彦四郎という、唯一無二の最強の親友に支えられ、漢の信念を貫いた勘一。
武士の漢はかっこいい!と思わせる1冊でした。