桜庭一樹の「少女には向かない職業」を読みました。
二人の少女の日常がちょっとずつ狂っていく、と思ったら最初からくるっていて、一人は狂ったことを後悔する。 そんなお話です。 大人は子どもを分からないよ!っていうのはこういう境遇だよね、とも思いました。
- 作者: 桜庭一樹
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2007/12
- メディア: 文庫
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桜庭一樹にすっかり虜になり、どんどこ文庫を読んでます。
今回の話は、二人の少女がそれぞれ殺意を持った相手をどう殺すかを考え、実行していくお話です。
主人公は簡単なトリックで義父を殺し、友人は親戚の男を殺したがります。
最後の、殺しを実行しようとした友人の主人公「殺しをしたから特別な存在」になったという台詞が忘れられません。
いかにも、桜庭一樹という本が読みたい方はぜひ。