森絵都「カラフル」を読みました。 本を読むのが遅い私でも1冊一気に読んでしまいました。
- 作者: 森絵都
- 出版社/メーカー: 理論社
- 発売日: 1998/07
- メディア: 単行本
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「カラフル」を読みました
プラプラの天界と下界での口調が変わるところが好きなところ。 結局のところ、名もない魂=演じていた肉体の魂ということだったけれど、最後まで「罪ってなんだろう?」と思いながら進められます。 償うことが生きることで、自殺したことが罪というのは至極納得できました。 一度死んで、別人のつもりで生活してたら、思ってたより人生が楽しかったというところも好きです。
このくらい捨てるものがないと思って、生きられれば、少しは生きやすくなるかな?と思える1冊でした。
とにかく面白かった!
<2014.6.19 追記>
黄色一色に題名、帯を外しても黄色というとても目を引く装丁がとても好きなのですが、今日大学の授業でこの本をデザインした池田進吾さんが来ました! カラフルについて触れたのは私だけだったので「なんで、黄色にしたのか」を聞くことが出来ました。 「天界が白だったので、ここは黄色だろう」と思って黄色にしたそうです。 サインと名刺もいただきました。 デザインの面白さ、逸話が聞けて面白かった90分でした!
手帳しかなかったので、今日の日記のところにサインをいただきました。 名刺も貼り付けて、充実した時間が思い出されます。
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