2015年は101冊読みました!
その中か面白かったものをご紹介します。 なお、独断と偏見と私の趣味モリモリです[・v・]
3位「晴天の迷いクジラ」窪美澄 死へと向かっていく主人公たちが、最終的に死なないと決断をくだす、そんな話。 死なないと思える美しいクジラの描写は頭の中でキラキラと光っていました。 車で、走るシーンも疾走感があり、自分が風をかんじてるかの様子。 死ぬなよ、死ぬな!と思いながら読んだ1冊でした。

- 作者: 窪美澄
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2014/06/27
- メディア: 文庫
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2位「おもかげ復元師」佐々木留似子
東関東大震災からしばらく経ちました。 テレビでの津波の映像、支援物資を運ぶ人、ガソリンの長蛇の列、自衛隊派遣。 東京にいながら、余震に怯えてました。 「おもかげ復元師」を見たとき、パラパラと最初の数ページを読んで、涙が滲みました。 被災地では少しでも、生前に近い姿で埋葬したいという当たり前のことをやり続けた方です。 本当に、感服しました。
![([さ]7-1)おもかげ復元師 (ポプラ文庫) ([さ]7-1)おもかげ復元師 (ポプラ文庫)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/41T4ljdRgbL._SL160_.jpg)
- 作者: 笹原留似子
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2015/01/05
- メディア: 文庫
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1位「殺戮に至る病」我孫子武丸
絢辻行人の「殺人鬼」と迷いましたが、こちらを1位にしました。 何と言っても、主人公の陰険さとド変態さが、盛り込まれすぎて一気読み。 グロくて読めない…という方にはまったくお勧めできませんが、ラストまで読んでしまう魅惑。 なんとなく、エロティックなのに無残、冷酷。でも、エロい。 自分の中に、こういう話が好きなのかも…と気付かされた衝撃の一冊でした。

- 作者: 我孫子武丸
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1996/11/14
- メディア: 文庫
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- 作者: 綾辻行人
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2011/08/25
- メディア: 文庫
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- 作者: 綾辻行人
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2012/02/25
- メディア: 文庫
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番外編、2015年最後に読んだ本
今年最後に読んだのは「君にさよならを言わない」(七月隆文)でした。 なんだかんだで、満足な最後の一冊でした。

- 作者: 七月隆文
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2015/08/06
- メディア: 文庫
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今年は101冊読めたので、来年は102冊越えを目指します。
みなさんの2015年最後に読んだ本、2016年の最初に読んだ本は何ですか?